マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

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このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】勝者の哲学 ~事前準備と本番対応(ファイナル)

決戦(TAC1次模試)に向けた連載記事「勝者の哲学 ~事前準備と本番対応」も今回で最後である。
今回は本番対応について書こうと思う。


とは言っても、前回までの記事で、筆者は本番対応の内容はすでにあなたにすべてお伝えしている。


え?聞いてないって?

そんなはずはなかろう。


前回の記事(コチラ)をきちんと実践しているあなたは、すでにリスト化を実施しているはずである。リスト化のプロセスまで行っていれば、それ自体が本番対応につながるはずである。


それはなぜか?

以下の図を見ていただきたい。以下の図の左側に記載されている灰色の正方形は、試験で発生するリスクを表している。事前準備を何も行わなければ、あなたはこの灰色の正方形で表現される全面積、すなわち当日発生するあらゆるリスクに対して、その場の本番対応で闘うことを要求される。
事前準備と本番対応

しかし事前準備を行ったあなたは、図の右側に記載さている図形の通りになる。
図を見ていただければわかるが、灰色の正方形で表現された試験で発生するリスクの面積の大半を、黄色で表現された「予防措置・危機発生時の対応策」が覆っている。これは、黄色で表現された部分に関しては事前準備を行っているため、あなたは事前に定めた手順・プロセスを踏むだけで対応が可能となり、冷静に対処できるということを意味する。

つまり、

事前準備を行ったあなたが本番対応を求められるリスクの範囲は桃色の破線の範囲のみ

ということになる。



無論当日あなたが獲得できる点数は、これまでのあなたの努力の積み重ねに依存する。ゆえに、事前準備をしっかり行ったからと言って、あなたがTAC1次模試で合格点を確実に取れるなどと言ったことは口が裂けても言えない。

しかし、ここまでしっかりとした準備をして、TAC1次模試に挑む受験生はきっといないはずである。その意味で、あなたが現在持っている力を最大に発揮できるお手伝いはできたのではないか?と思っている。


あなたはこれ以上ないほどにしっかりとした準備をして、TAC1次模試を迎えることになる。


何も恐れるものはない。さあ、決戦ではあなたの持てる力を最大限に発揮し、大いに暴れてこようではないか。



決戦(TAC1次模試)の日まで

あと1日

すでに闘いは始まっている


マジコン診断士


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【1次試験】勝者の哲学 ~事前準備と本番対応(その3)

前回の記事(コチラ)では、決戦(TAC1次模試)に向けて、実際にあなたが遭遇するであろうシチュエーションを一緒に想定してみた。今回はそのシミュレーションを元に、実際にどのようにそれを活用していくかを書いていきたい。


さて、先日あなた自身もシミュレーション(イメージトレーニング)を実施したと思う。その際に、様々なリスクが想定されたことだろうと思う。それでは、実際にそのシミュレーションをどのように活用すればよいだろうか?


それはズバリ、「リスト化」である。


まずはシミュレーションの過程で導出されたリスクをリストアップしてみる。その上で、以下のような表を作成してみるのである。
リスト化


ポイントは、各リスクに対して「予防措置」と「危機発生時の対応策」を事前に立案しておくことである。


予防措置は、リスクが発生しないように前もって講じておく対策のことである。つまり、懸念されるリスクが発生しないよう、事前に準備をし、リスク発生そのものを抑制しようとする試みである。

一方で、どれだけ予防措置を講じたとしても、現実にはリスクが顕在化してしまう場合も多い。そのような場合に備え、危機が実際に発生した場合の対応策も事前に立案しておくべきである。人間は想定外のことに想定するとパニックを起こす生物である。しかし不思議なもので、想定外の事が発生した場合の対策を事前に定めておくと、不思議とすぐに冷静さを取り戻す生物である。そのような生物学的な特性を踏まえ、危機発生時のアクションを事前に定めておくことで、高い緊張感の中でも冷静に物事に対処することができるよう準備をしておくのである。

なお、予防措置・危機発生時の対応のいずれも、複数事項リストアップしておくことをオススメする。様々なことが起こり得る本番において、一つの措置・対応策で処理できるということは非常に稀であると考えるべきであろう。


あなたが決戦の日の当日に実力を出し切ることができるよう、筆者なりに最大限のヒントを出したつもりである。ぜひお試しいただきたい。



決戦(TAC1次模試)の日まで

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【1次試験】勝者の哲学 ~事前準備と本番対応(その2)

前回の記事では、事前準備に関して書いた(読んでいない読者はコチラから)。

その記事の中で、筆者は以下のように書いた。


まずは今晩、今週末のTAC1次模試をベースに、イメージトレーニングをしてみよう。そしてそこで何が起こるかを想定し、それに対して対処する方法を探ってみよう。



イメージトレーニングをしてみただろうか?イメージの中で、あなたはどのようなシチュエーションに遭遇し、それらに適切に対処できる見込みが立っただろうか?

一緒に確認していこう。


筆者が今受験生の立場であったら、以下のシチュエーションに関してイメージトレーニングを行う。

<試験前1週間>
・具体的勉強内容と確保する勉強時間
 ※科目ごとの時間投入量の配分
・確保する睡眠時間
 ※上記の阻害要因(例えば仕事が忙しい等)も想定


<試験前日>
・具体的勉強内容と確保する勉強時間
 ※科目ごとの時間投入量の配分
・確保する睡眠時間
・持ち物の準備・チェック方法
 ※試験場に持っていく参考書類含む
・翌日起床時間の決定(試験場までの交通経路確認含む)


<試験日当日:1日目>
・朝食の場所と食べるもの
・試験前、休み時間の過ごし方(勉強内容含む)
・昼食の調達方法と食べるもの
 ※分量は?飲み物は何にする?栄養ドリンクはいる?糖分はどのように補充する?
・問題を解く順番は?
・分からない問題が1問目から連続したら?
・問題を解いている途中で眠くなったら?
・集中力が落ちてきたら?
・眠くなったら?
 ※昼食後は要注意
・建物の外や他の受験生が試験中にうるさかったら?
・試験中に体調が悪くなったら?
・時間内に終わらなそうな状況に陥ったら?
・足切り得点(40点)未満になりそうだったら?
・マークシートをズラして塗っていることに気づいたら?
・受験済の科目の出来の悪さをその後も引きずり続けたら?
・1日目の全科目終了後の過ごし方は?(勉強する内容、睡眠時間等)


<試験日当日:2日目>
・1日目の同内容
 +
・前日の科目の出来の悪さをその後も引きずり続けたら?


もし上記に中にあなたが想定していないものがあったのならば、ぜひそのシチュエーションも追加して想定しておくとよいだろう。なお、上記はざっくりとした記載であるが、実際に試験を受験するあなたは、当然科目ごとの特性を踏まえた上で、科目ごとにシミュレーションをしておくべきであろう。

試験





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【1次試験】勝者の哲学 ~事前準備と本番対応(その1)

前回の記事(コチラ)で、筆者は”事前準備”と”本番対応”が重要であることを発信した。今回はその続きとして、”事前準備”について書こうと思う。


筆者は”事前準備”という言葉を聞くと、まず最初にサッカー日本代表の本田圭佑を浮かべる。というのも、彼は”準備”を最も重視する著名人の一人だからだ。


本田圭佑は以下のように言っている。

「準備がすべてだと僕は思っているんで。準備の段階で試合は始まっている。」



ready.jpg



それでは、本田圭佑は具体的にどのような事前準備をして、試合に臨んでいるのだろうか?


彼の準備で最も話題にされるのが、「イメージトレーニング」である。



大きな試合の前に、本田はイメージトレーニングを通じて自己に対して徹底的にプレッシャーをかける。つまり、本番の前にそのような大きなプレッシャーをイメージの中で体感しておけば、本番の試合でも事前にイメージした通りの動きができるようなり、結果平常心を保てるという理屈である。


このイメージトレーニング、実は筆者も昔から同様の事前準備の方法として採用している。本田圭佑のイメージトレーニングの具体的中身までは筆者にもわからないので、筆者バージョンを参考までにお伝えする。

筆者は大きなプレゼンテーションの前では、リハーサルはもちろん、何度も繰り返しイメージトレーニングを行う。その際に、筆者は「このプレゼンが失敗したらお前のコンサル人生は終わりだ」と自分に言い聞かせた上で、考え得る一番最悪な状況を必ずイメージするようにする。つまり、これ以上ないほど徹底的に自分を追い込むのである。そしてその状況をイメージした上で、自分がそれらに対してどのように対応するかを1つ1つシミュレーションし、対処する方法をイメージしていく。

診断士受験生時代、筆者は診断士試験を想定して上記事前準備を行っていた。


さて、今週末はTAC1次模試である。以上の内容を踏まえれば、あなたはこの機会を大いに生かすべきであることに気づくことだろう。


まずは今晩、今週末のTAC1次模試をベースに、イメージトレーニングをしてみよう。そしてそこで何が起こるかを想定し、それに対して対処する方法を探ってみよう。


次回の記事では、事前準備として具体的にイメージする事項を一緒におさらいしていくことにする。




最後に、今晩のあなたの事前準備の参考になるイチロー選手の言葉を。

「準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。」


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【1次試験】本試験であなたが勝つために

昨今は「決戦、決戦」とやたらうるさい筆者。それもそのはず。本ブログでは、TAC1次模試を決戦の日と位置づけ、そこに向けて合格点を確保できる力を養っておくよう促してきた。


そこまで口うるさく筆者が上記の説を発信してきた最も大きな理由は、

本試験1か月前時点で1次合格レベルに達することのアドバンテージを、筆者自身が経験則として強く認識しているため

である。



とは言っても、TAC1次模試1週間前のこの時点で、本ブログを読んでいる受験生の状況は様々であろうと思う。そこで今回の記事では、1次試験を受験するすべての読者に対して共通することを書きたい。その内容は、本試験であなたが勝つために必要なことである。


それはズバリ

「TAC1次模試を通じて、”事前準備”と”本番対応”を本試験のつもりで行うこと」

である。



え?なぜかって?

それは

「TAC1次模試は、あなたが1か月後の本試験の際で遭遇する未来を事前にあなたに示してくれる機会となる」

からである。




あなたが1次本試験で遭遇する未来には、必ず「よいこと」と「悪いこと」の両方が発生する。もしそうであるならば、「良いこと」の発生確率を増加させつつ、「悪いこと」の発生確率を減少させることで、あなたは1次試験合格に一層近づけることになる。


今回の決戦であなたに課せられたミッションは、合格点を確保すること(これは最低条件)だけではない。


そう。

「”事前準備”と”本番対応”を事前シミュレーションしておき、それに対するリスク対応計画を立案しておく」

ことが必要となるはずである。

Simulator.jpg



あなたは未来から過去を変えることはできない。しかし、今から未来を変えることはできる。


今週は1次試験受験生を対象に、決戦に向けた”事前準備”と”本番対応”の記事を書き、あなたをリードしていきたい。


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【1次試験】決戦までに必ずやること

決戦(TAC1次模試)に向けての2日連続投稿である。

決戦までにあなたに必ずやっておいてほしいことが1つだけある。

それは


「TAC1次模試の科目別の目標得点を決めること」


である。

目標点を定めることで、TAC1次模試での実際の得点との「差」が明らかとなる。

この「差」こそが現状のあなたの問題点であり、問題点が明らかになることで課題を設定できる。課題設定ができれば、本試験までにあなたが何をすべきかが明らかになる

のである。

このような貴重な場はもう残されていない。必ず目標得点は設定してほしい。


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【1次試験】いよいよ決戦までの最終調整期間に突入

1次試験の受験者は、いよいよ決戦までの最終調整期間に入ることになる。今日からちょうど1週間後は、あなたのこれまで積み重ねてきた努力の成果を発揮する決戦の日だからである。

筆者は本ブログで、何度も

「TAC1次模試が決戦の日である」

と言い続けてきた。
コチラコチラの記事で再度確認していただきたい。


今の心境はどうであろうか?


準備万端である人、不安を抱えている人、様々な受験生がいると思う。



各人状況は異なるであろうが、筆者が今のあなたに言えることはただ一つだけ。

「来週のTAC1次模試において、自身が持てる最大の力を発揮し、自身の力ではこれ以上の点は取れなかったという状態に持っていくために、今から1週間後までにあなたができることを明確化し、余すことなく実行に移すこと」

である。


今この瞬間から、できる限りのことをやろうではないか。そして、あなたがこれまで積み重ねてきた努力をいかんなく発揮してこようではないか。


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【1次知識の2次応用】環境分析のフレームワークの活用法(前編)

以前の記事(1つ目はコチラ、2つ目はコチラ)では、企業経営理論の「環境分析のフレームワーク」に関して触れた。今回の記事では、この環境分析のフレームワークを2次試験でどのように活用すべきかに関して書こうと思う。


2次試験の出題例を見ると、内部環境分析は事例Ⅲでストレートに問われることが多い。例えば、以下のような出題である。

・当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によって A 社は成長を遂げることができた。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で述べよ。(平成28年度事例Ⅰ)
※間接的ではあるが「強み」を検討する必要がある

・カット野菜業界における C 社の(a)強みと(b)弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。(平成28年度事例Ⅲ)

・C 社が自動車部品分野に参入する場合、強みとなる点を2つあげ、それぞれ40字以内で述べよ。(平成27年度事例Ⅲ)

・C 社の創業からの事業変遷を理解した上で、精密小型部品加工業界における C 社の強み弱みを 60 字以内で述べよ。(平成26年度事例Ⅲ)

・副社長着任以前の B 社は売上の拡大は見込めないまでも、小規模企業でありながら存続することができた。その理由を 80 字以内で述べよ。(平成25年度事例Ⅱ)
※間接的ではあるが「強み」を検討する必要がある

・C 社が首都圏市場への参入で活用すべき競争優位性は何か、60 字以内で述べよ。(平成25年度事例Ⅲ)
※競争優位性≒強み



一方、外部環境分析に関しては、過去の出題を見ると比較的事例Ⅰでストレートに問われることが多い。外部環境分析について過去5年の過去問を見てみると、以下のような出題があった。

・ ゲートボールやグラウンドゴルフなど、A 社を支えてきたスポーツ用品事業の市場には、どのような特性があると考えられるか。100 字以内で述べよ。(平成27年度事例Ⅰ)

・A 社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120 字以内で答えよ。(平成26年度事例Ⅰ)

・A 社のような中小企業が近年、海外での事業活動に積極的に取り組むようになっている。A 社のような企業の場合、どのような外部環境の変化が海外進出を促して いると考えられるか。 その要因を2つあげ、それぞれ40 字以内で簡潔に述べよ。 (平成24年度事例Ⅰ)




昨年度(平成28年度)の試験では外部環境分析をストレートに問う出題はなかったため、今年度はまた出題される可能性もあるかもしれない。



さて、外部環境分析・内部環境分析問題に関して、実は共通する重要なポイントがある。それは、

「いずれも”分析する問題”である」

ということである。

分析





さて、ここで問題である。あなたは「分析」というワードの意味をどのように理解しているだろうか?これは非常に重要な問いなので、少し考えてみてほしい。
(シンキングタイム:30秒)








考えついただろうか?


ちなみに筆者は、「分析」の意味を後輩コンサルに対して教えるときは

「物事を分けて比較すること」

であると伝えている。



そもそもなぜ分析が必要なのかというと、その目的は「漠とした全体からいくつかの要素を分けることで、新しい事実を発見すること」にある。その意味で言えば、分析のためには、

①漠とした全体からいくつかの要素に分ける
②要素を比較する

の2ステップが必ず必要になる。ゆえに、分析とは「物事を分けて比較すること」となるのである。


今回の記事はここまでにしておこう。
本記事は、「【1次知識の2次応用】環境分析のフレームワークの活用法(後編)」に続く。


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【1次試験】中小企業経営・政策の勉強法<決定版>

本記事では、中小企業経営・政策の勉強法に関して書こうと思う。


結論から言えば、この科目はとにかく

「ひたすら暗記」

ということに尽きる。


その意味で言えば、この科目は思考力というものを問われることはほとんどなく、暗記さえすればそれに比例して得点が取れる。いわゆる「ベタな暗記勉強法」が最も効果的な科目である。
※筆者は「暗記のみで対応する」という勉強とは言えない勉強が嫌いである。しかしこの科目に関してだけは、そのような無思考の勉強法が効果を発揮してしまうのが特徴である。

筆者は受験生時代、この科目の目標点を80点に設定していた(本試験での実際の得点は80点弱であった)。しかし、理屈がなく覚えなければいけない事項も多く、筆者にとっては若干面倒な科目でもあった。


この科目は、「中小企業経営」と「中小企業政策」という2つのテーマで構成されている。ここでまず読者に知っておいてほしいことは、

「中小企業経営は難易度の変動が激しく(=難易度コントロールに利用される)、中小企業政策は難易度が安定している(=出題論点が明確)」

ということである。以上の科目特性を勘案すれば、中小企業経営は守り(極力失点回避)、中小企業政策は攻め(得点を取りに行く)という基本戦略を採用することがベターということになる。
※なお、中小企業政策は他の科目と比較して、過去問とほぼ同じ問題の出題比率が高い。中小企業政策は過去問演習を徹底することで、かなりの得点力をつけることができるはずである。


その上でこの科目を制するポイントは、

「試験に出題されそうなポイントを把握し、そこを重点的に暗記する」

ことである。


出題されそうなポイントに関して言えば、TACのスピテキを使っておけば間違いないだろう。やはりこのテキストはよく分析されている。スピテキを使用して、スキマ時間で通読&暗記を進める。




一定の暗記が進んだら、ここからはとにかく問題演習でアウトプットである。


1次試験科目はすべて同様なのだが、この科目は

「多くの問題集でアウトプットすることで、出題パターンにとにかく多く当たり、自身の弱点を埋める」

という勉強法が極めて効果的である。


筆者はあまり多くの問題集に当たることを推奨せず、どちらかというと少ない問題集を徹底的にやりこんで理解を深めることを推奨する人間である。しかし先ほども説明した通り、この科目は無思考で暗記することが得点に直結するという特性を持っている上、(中小企業経営は)重箱の隅をつつくような問題を出そうと思えばいくらでも出せる。ゆえに、この科目だけはとにかく多くの問題に当たって幅広い出題パターンに接した方が弱点を埋めやすいと考えている(無論、たとえ多くの問題集に当たったとしても、1つ1つの問題は確実に暗記していくということが前提である)。その意味で言えば、高得点を狙いたい受験生は、以下の問題集はすべて購入して演習を多く積むことを通じて、とにかく多くの出題パターンに当たっておくとよいだろう。


上記問題集に加え、各受験校の1次試験模試を可能な限り入手(科目単位で購入可能な受験校もある)してさらに多くの問題パターンに当たるとより盤石である。なお、筆者は上記の問題集はすべて当たり、入手可能な受験校の模試は購入して解き、間違った問題はできるようになるまで繰り返し解いた。このプロセスをあなたが確実に踏めば、(例年通りの難易度であることを前提として)80点程の得点を奪取することはそれほど難しくはないと筆者は考えている。この科目で80点程度奪取できれば、他に苦手科目があったり本試験で失敗してしまった科目があったとしても、一定の範囲の得点バッファ科目として十分機能するはずである。


あなたがもし今年の1次試験突破を確実にしたいのであれば、中小企業経営・政策は高得点を奪取する「勝負科目」と位置付けるべきであろう。


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【企業経営理論】環境分析のフレームワークの理解度確認模擬問題(続編)

以前の記事(コチラ)では、他の国家試験を模擬問題として出題し、あなたの環境分析のフレームワークに対する知識の理解度を試した。その記事の最後に、筆者から追加で1題出題したのを覚えているだろうか?今回の記事は、その解説をベースに、あなたの環境分析のフレームワークに対する理解度を高めるサポートをしようと思う。

まずはおさらいとして、以前の記事で出題した問題をもう一度見ていただくことにしよう。

環境分析問題


ここで筆者が追加で出した問題は

図のa、b、dに、あなたは選択肢のいずれを当てはめるか?

ということであった。あなたなりの解答は出たであろうか?



前回の記事で、筆者は解答の選択肢を以下の通り色分けした。

ア.PEST分析(外部環境分析)
イ.SWOT分析(外部環境分析&内部環境分析)
ウ.バリューチェーン分析(内部環境分析)
エ.ファイブフォース分析(外部環境分析)


この時点で内部環境分析の選択肢はウのバリューチェーン分析しかなく、外部環境分析と内部環境分析に跨った選択肢はイのSWOT分析しかない。

ゆえに、筆者が出題した追加問題は、


「あなたは空欄のaとbに選択肢アとエをそれぞれどのような思想で入れ込むか?」


という問題であることがわかる。




さあ、あなたは空欄aとbに、アとエそれぞれ何を入れただろうか?


この問題を出題した筆者の意図をあなたが読み解く上では、aとb(つまりこの図の上下)にどのような関係性があるのか?を検討しなければならない。その際に、この図からあなたは何をヒントにするだろうか?


ここでヒントになるのは、図の外部環境分析と対応して記載されている内部環境分析側の配列順序である。

図の内部環境分析を見ると、VRIO分析が上、d(バリューチェーン分析)が下に配置されている。この内部環境分析側の上下の配列にあなたが原理原則を見出すことができれば、その原理原則を外部環境分析に当てはめて解答を検討すればよいことになる。

VRIO分析とバリューチェーン分析を見たとき、あなたはそこから何を見出すだろうか?少し考えてみてほしい。

(シンキングタイム:30秒)










考えたられたであろうか?


最初に結論を言おう。

「外部環境分析、内部環境分析に関して言えば、配列が上の要素の方が大きい括りの分析となっている」

ということである。


VRIO分析は企業の経営資源を分析する際に使用するフレームワークであり、経営資源をVRIOという4つの軸からYes or Noで判定することにより、自社の競争優位性を分析するものである。
一方でバリューチェーン分析は、バリューチェーンのどの工程で高い付加価値が生み出されているのか、またはどの工程に問題があるのかを分析するものである。

以上の内容を比較した場合、VRIO分析はある経営資源がそもそも競争優位性に当たるのかどうかを分析するものであり、バリューチェーン分析はその競争優位性がどの工程で生み出されているかを分析するものであることから、VRIOの方が大きい括り(つまり上位概念)であることはご理解いただけるだろう。


以上の原理原則を踏まえて、外部環境分析を考えた場合、どうなるであろうか?

PEST分析は政治、経済、社会、技術の軸から外部環境を分析するフレームワークである。一方で5フォース分析は、業界の構造を分析するフレームワークである。この特性を踏まえれば、PESTの方が5フォースモデルより大きい括りの分析であることは明らかである。以上より、aにはアのPEST分析、bにはエの5フォース分析を入れるのが妥当ということになる。


本問題は、空欄cさえ埋められれば試験としての目的は果たしていることになるため、それと無関係な空欄aとbにどの順序で選択肢を入れ込むべきかという試験委員の真の意図までは誰にもわからない。その意味で、筆者が出したこの追加問題はあくまで筆者の私見の域を出ず、正解かどうかもわからないものである。しかし、筆者がコンサルタントとして外部環境分析、内部環境分析をそれぞれ実施する際には、基本的に「大きい括りのもの」から必ず着手するという経験を踏まえると、やはりあなたにはこの順序にこだわりを持ってほしいとも思うのである。ちなみになぜ括りの大きいものから着手するのかというと、その方が要素のモレを防げる可能性が高まるからである。


まとめである。

本問題の図は、目に見える横軸の考え方(外部環境分析と内部環境分析)に加え、実は目に見えない縦軸の考え方(分析の順序)があるのではないか?というのが筆者の問題提起であった。本記事は少々マニアックではあるかもしれないが、少しでも読者の参考になればと思う。


※さらにマニアックな余談
ここで「3C分析とSWOT分析はどうなんだ?」ということになると、なぜかこちらは小さい括りの3C分析→大きい括りのSWOT分析の順になっている。上記で説明した外部環境分析、内部環境分析の原理原則(大きい括り→小さい括り)を踏まえると、「ここはSWOT分析→3C分析の順が妥当なのではないか?」というご批判もあるかもしれない。
しかしここは筆者も試験委員の見解と同様、3C分析→SWOT分析順だと考えている。実際、筆者が実務の中で環境分析する際にもこの順である。その理由であるが、戦略目標であるSWOT分析は環境分析のアウトプットの中では一番最後のアウトプットに位置付けられるケースが多いためである。その前提に立つと、SWOT分析以外のフレームワークはSWOT分析を完成させるための手段でしかないため、3Cも例外ではなくその手段に位置付けられてしまうということである。なお、3C分析とSWOT分析を併用する場合の筆者の実務上の感覚としては、ほぼほぼ同時並行で実施しているイメージである。しかし結果的に3C分析は最後のアウトプットであるSWOT分析を精緻にするための一手段という位置づけになっているため、その意味ではこの順序は3C分析→SWOT分析になるということなのだろう。改めてこのような問題を見てみると、筆者にも多くの気づきがあるものである。



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