マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】財務・会計のちょっとした雑談 ~ずぶの素人でも会計コンサルになれた

今回は少し横道にそれて、財務・会計に関してちょっとした雑談をしようと思う。


筆者が新卒入社後に最初にアサインされた案件は、アカウンティング(企業会計)系のコンサルティングプロジェクトだった。つまり、本ブログ開設以来一度もここに書いたことはなかったが、筆者のコンサルタントキャリアは実はアカウンティング(企業会計)系コンサルタントからスタートしている。とは言っても、大学時代までに会計を専門的に勉強した経験などは一切ない(筆者はかつてとても数字が嫌いであった)。当然、最初からバリバリのコンサルティングなどできるわけもなく、打ち合わせ議事録を作成したり先輩コンサルの依頼に基づく調査・分析、資料作成が主業務であった。


プロジェクトも中盤に差し掛かったある日、先輩コンサルから

「ゴメン、急用で明日のクライアントとの打ち合わせに出れなくなった。君、一人でやっといてくれない?」

と言われた。


「マジか?!」

打ち合わせまで残された日数は1日もない。打ち合わせのゴールを先輩コンサルに確認した後、過去の資料を読み漁る、ネット検索しまくる等して、自分なりにできる範囲で準備をした。


打ち合わせ当日。

筆者なりにできる準備はしたものの、やはり事件は起こった。



クライアントの経理担当が

「ところでこの建設仮勘定に関してなんですが、どのように処理するのが適切でしょうか?」


この質問を受けた瞬間の筆者の脳内はこうだ。

「ん?建設仮勘定って何だ?そんなもの自分が調べたことの中に出てこなかったぞ。その言葉が謎な上に、処理の方法まで聞かれているから、当然知ったかぶりなどできない。仮に俺がここでテキトーに回答して経理処理を誤ったりしたら、きっと大変なことになるんだろうな。う~む、困った。仕方ない。正直に聞いてみよう。」


そして筆者は経理担当の方に聞いてみた。

「あの~、建設仮勘定って何ですか?」


その瞬間、経理担当の顔色がみるみる変わっていき、

「あなたは会計コンサルタントなのに建設仮勘定も知らないのか!コンサルタントと言いながら何も知らないじゃないか!」


この打ち合わせ後、慌てて書店に駆け込んで簿記3級の書籍を購入し、死に物狂いで勉強することになったことは言うまでもなかろう。その後、筆者は簿記3級の本を肌身離さず持って仕事をすることになった。

失敗




さて、時は進んでその後の筆者のキャリアである。

筆者はその後、決算早期化の業務改革コンサルや内部統制コンサル(経営法務の金融商品取引法関連で出てくるものである)、IFRS(国際会計基準)コンサル等に従事することになり、セミナー講師も数回務めた。なお、当然のことながらクライアント企業はいずれも大手の上場企業である。

決して自慢ではないが、クライアント企業の経理部長や担当者からは「公認会計士ですか?」と勘違いされることも1度や2度ではなかった。その後、会計に目覚めた筆者は「会計基準等の正解のある財務会計はつまらない。正解のない管理会計のコンサルをやりたい!」と声をあげ、管理会計のコンサル(原価計算含む)を経験し、アカウンティング領域のキャリアの幅をさらに広げることができた(当然のことだが、声をあげる前に簿記2級を取得しておいた)。誰もが知っているような某有名企業数社の管理会計制度は、筆者がコンサルタントとして関与し制度設計したものである。

今でこそ経営戦略よりの仕事に従事することが多くなっているが、この時に培ったアカウンティングの知識は今でも非常に役に立っている。
※「こんなおとぎ話みたいな話、お前だからできるんだろ?地頭が違うんだよ」などとあなたが思っているのであれば、コチラをお読みいただきい。



さて、筆者が自身のキャリアストーリーを引き合いに出してあなたに何をお伝えしたいかと言うと、

「こんなずぶの会計素人で数字が大嫌いな人間でも、適切な努力をしっかりと積み重ねれば、上場企業の経理のプロに公認会計士と勘違いされるまで成長することができる」

ということをあなたに認識して欲しいからである。




財務・会計が嫌いで嫌いで仕方ないというあなた。

自分には財務・会計のセンスがないと思っているあなた。

それは紛れもなくまやかしである。なぜなら筆者がそれを証明している。筆者は会計の仕事で飯を食う時が来るなどということはかつては想像だにしなかった。なぜなら、会計なんぞ全く好きではなかったし好きになれるとも思わなかったからだ。


あなたがマジなコンサルタントを目指すのであれば、財務・会計の知識は必ず持っていなければならない武器であると筆者は思っている。なぜならば、決算情報はコンサルティングプロセスにおいて、(クライアント企業が提示を拒否しない限りは)あなたが必ず手に入れることができる貴重なファクト(事実)だからである。ファクトベースのコンサルティングは、コンサルマインドの基礎中の基礎である(ファクトの重要性に関して知りたい方はコチラから)。

クライアント企業が提示した決算書を見て、その場で電卓を叩いて必要な分析を行って、問題点や課題を指摘できるレベルをあなたは目指すべきなのである。必要とあらば、概算ベースで投資の経済性計算を即時に行えるレベルをあなたは目指すべきなのである。だからこそ、前回の記事(コチラ)でも言ったように、無意識レベルで計算できなければいけないのである。
※中小企業は経営資源のハンディキャップがあるので、めんどくさいことはやらない特性がある。しかし、会社法・税法(上場企業は金融商品取引法も)で定められている以上、決算書だけは企業がどれだけイヤといっても作成せざるを得ない。故に、クライアント企業が提示を拒否しない限りは必ず手に入るのである。まあ、それが正しい手順・手続きで作成されたものかどうかは別問題なのだが・・・。



財務・会計はきちんとした力がつくまでは非常にシンドイとは思うが、我慢強く勉強を続けてほしい。将来のあなたにとって、とてつもない武器になるはずである。

最後に、ここまで話題にしてこなかったファイナンスに関して触れておこう。
筆者のファイナンスの知識は、コンサルティングの過程で必要に迫られた時(投資対効果の算出等)にインプットした程度のレベルであった。もちろん、ファイナンスに関する基本的な用語は書籍を通じてある程度知ってはいたが、真面目に電卓を叩いて計算するようなプロセスが必要な場面はそれほど多くなかった。つまり、筆者がファイナンスを真面目に勉強したのはこの中小企業診断士取得を目指した時ということになる。そのような背景から、ファイナンスに関しては筆者もそれはそれで苦労を重ね、それなりの勉強量をこなしたということだけはお伝えしておこう。なお、戦略系のコンサルやIT系のコンサルをする際の経営者の意思決定を促すツールとして、ファイナンスの知識は現在大活躍している。


P.S..
参考までに、中小企業における会計領域のコンサルティングニーズに関して触れておこう。
実は中小企業に対する会計領域のコンサルティングでは、財務会計領域のニーズはあまりない(上場準備をしている企業は除く)。なぜならば、中小企業におけるこの領域は税理士がしっかりおさえてしまっているためである。もちろん、筆者もクライアント企業の経理処理が著しく誤っている場合は、他のコンサルティング過程のついで程度で簡単な指導は行うが、基本的にそのレベルの関与である。つまり、診断士にとってはカネになりにくい領域なのである。
一方で、管理会計領域のニーズはそこそこあり、ここが中小企業診断士のドメインとなり得るだろうと筆者は感じている。実際、年に数回は必ず引き合いがある。これまで筆者がコンサルティングをした企業においても、税理士は管理会計にはあまり明るくない印象である。診断士が十分にビジネスとして狙える領域と言えるだろう。



マジコン診断士


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Author:マジなコンサル診断士
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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