マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】ラストスパート戦略 ~運営管理

今回の「ラストスパート戦略」は運営管理編である。

運営管理




■過去10年の統計情報


・最高科目合格率:29.9%(平成21年度)


・最低科目合格率:10.5%(平成25年度)


・平均科目合格率:17.7%(過去10年)
 ※過去3年では16.7%、過去5年では16.0%



■科目特性と留意点


・製造業に馴染みのない受験生には生産管理は勉強が苦痛に感じる一方、店舗管理はどの人にとっても身近なものなので勉強を楽しくできる科目であろう。
→生産管理は「理解型」と「暗記型」と「計算型」の3パターンの論点・問題に大別される。
「理解型」とは、受注生産と見込生産の違いやセル生産方式の内容やメリット・デメリット等が例として挙げられる。つまり、単に暗記するのではなく、「つまり〇〇ということ」と他人にスラスラと説明できるレベルまで理解が必要なものである。この論点は正誤問題形式で問われることが多い。なお、「理解型」の理解度が不安定だと、2次試験の事例Ⅲで相当苦労するので注意してほしい。

「暗記型」は、IEやQC7つ道具、保全活動の分類等が例として挙げられる。ここはしっかりと暗記して確実に得点を取りたい。

「計算型」は、編成効率や生産スケジューリング、部品構成表の数量等が例として挙げられる。計算問題の勉強法は過去記事「1次試験計算問題の勉強方法」をご確認いただきたい。

「理解型」の論点が弱い人は点数が伸びにくい傾向にあるので、我慢強く理解に努めたい。逆に「暗記型」や「計算型」の問題で失点が多い人は、精度を高めることで一定程度は努力に比例して得点が上がる科目であるため、最後まで諦めずに勉強を進めたい。

店舗管理に関しては、マーチャンダイジングで一部計算問題があるものの、比較的暗記色が強い分野である。しっかりと暗記して安定した得点を取れるように勉強を進めたい。


・年度ごとの難易度変動が少ない。
→難易度変動が非常に少ないため、生産管理に対する過度な苦手意識がなければ、60点前後で得点が安定するはずである。このレベルに達していれば、ひとまずは安心と言えるだろう。但し、80点以上の高得点を取るのは結構難儀であろう。現状の学習水準に応じて、本試験までの期間における時間の投入量を決定すべきである。先ほども述べたが、「暗記型」「計算型」の論点はまだまだ得点を伸ばせる。



■本試験までの勉強のススメ


・過去問演習を通じ、間違った問題の復習を徹底する。
⇒他の科目と同様、過去問演習あるのみである。運営管理は比較的出題パターンが固定化しているので、過去問演習は非常に効果的である。演習を通じて間違った問題について、解説を見てすぐ理解できた問題は、なぜそのようなミスをしたのか、どうすれば本試験で同様のミスをしないのかをきちんと検討し、対策を講じること。


・頻出論点かつA、B、Cランクの問題は、過去問のヨコ解きで確かな実力を養成すること。
※ヨコ解きが何かわからない人は、コチラの記事を読んでほしい。


・出題傾向の変化に注意すること。
⇒運営管理は比較的出題パターンが固定化しているため、過去問演習と復習の効果が比較的高い科目であった。ところが、平成28年度は若干出題傾向に変化が見える。例えば、以下の第8問である。

H28-運営管理_第8問

テキストにストレートに記載されている内容ではない上、過去に類似の出題パターンは見られない問題であることから、設問文を読んで何を求められているかがわからないと思い込んでしまうと、混乱して時間ばかり浪費する事態に陥る。基礎知識を元に冷静に設問文の条件に沿って対応すれば、実はそれほど難易度の高い問題ではない。
解説は読者自身でご確認いただきたいが、「期末在庫量=期首在庫量+受入確定量-所要量」という式をきちんと覚えているという前提の下、設問文の条件「製品 A は調達ロットサイズが 20 単位で、リードタイムは2期である」「n 期の期末に発注したものは、n + 2期の期首に納入される」に着目し、順序立てて冷静に計算して表を埋めていければ、十分対応可能な問題である。

この問題は、重箱の隅をつつくような知識問題ではなく、また現場対応力次第で適切に解答を導出することができるという意味で、筆者としては総合的な力を問う良問であると思っている。ちょっと問題を見て諦めてしまった受験生も多いと思われるので、そこそこ差が付いた問題なのではないかと推測している。

ここからは完全に筆者の推測に基づく私見なので、参考程度に読んでほしい。

昨年度の運営管理は例年と比較して若干難易度が上がったものの、経営法務、経営情報ほどではなかった。だとすると、試験委員としては特段難易度を上げたという意識はなかったという可能性も十分に考えられる。もし仮にその可能性を前提とするならば、出題パターンが固定化されつつあることにより、受験生がいとも簡単に得点を積み上げる状況を試験委員が嫌がっていることが推測される。故に、上記の第8問のような現場対応力が求められる出題を本年度も数問交えてくるのではないかと予想している(仮に筆者が試験委員だとしたら、作問は大変だがこのような問題の出題比率を高めると思う)。このような問題が本試験で出題された場合は、きちんと設問文をしっかりと読み解き、基礎知識を活用しながら冷静かつ諦めずに対処するようにしてほしい。



■本試験での対応上のポイント


・1日目の4科目目の受験なので、疲労度はMAXの状態で受験する科目である。MAXの疲労度の中でどのように集中力・注意力を維持するかを事前に考えておく必要がある。


・平成28年度は計算問題の出題比率が増えた上に、現場対応力が求められる出題もあった。その意味では、試験時間がシビアな科目になりつつある。時間配分には十分気を付けること。基本的には他の科目と同様、簡単に解けそうな問題から着手していくことで、確実に得点を積み上げていきたい。間違っても難しい問題に時間を浪費し、すべての問題を解き終えられなかったという状況に陥らないよう最大限の注意をはらうこと。


マジコン診断士


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現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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