マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】ラストスパート戦略 ~経営情報システム

今回の「ラストスパート戦略」は経営情報システム編である。

経営情報システム



■過去10年の統計情報

・最高科目合格率:51.8%(平成25年度)

・最低科目合格率:6.4%(平成27年度)

・平均科目合格率:20.9%(過去10年)
 ※過去3年では10.0%、過去5年では21.5%




■科目特性と留意点

・ITに馴染みのない受験生にとっては、アルファベット3文字の言葉がすべて同じに見えたり、そもそもどのような内容に関して説明しているのかわからない上、暗記量が非常に多いため、苦痛に感じる科目であろう。一方で、ITコンサルタントやシステムエンジニアの仕事をしている人は、ほとんど何も勉強せずとも60点前後は獲得できてしまう。もっとも、以前の記事(コチラ)でも述べたように、他者はあなたの合否に一切関係ないので全く気にする必要はない。なお、上記のIT関連職に従事している人であったとしても、直近2年の難易度になると80点以上を取ることはかなり至難の業であることはもちろん、そうたやすく60点を取ることすらできないだろう。その意味では、直近2年は足切りさえ回避できれば、むしろ得意な受験生とそうでない受験生とで差が付きにくかった科目であったとも解釈できる。
→出題される問題の単元に偏りがなく、比較的まんべんなく出題されている。故に、テキストに記載されている基本論点をまずはしっかり理解・暗記することが重要である。特に情報技術に関する基礎的知識(ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク(インターネット含む)、セキュリティ対策、システム構成技術、プログラム言語)は苦手な単元がないようバランスよく勉強し、大きな弱点がないよう補強しておきたい。なお、暗記を定着させる上では、一覧表等に整理する、単語カードを利用して記憶する等がベターな方法であろう。ここにあまり近道はない。

・表計算の関数問題が2年連続で出題された(平成28年度 第5問、平成27年度 第5問)。
→2年連続、かつ同じ問題番号での出題ということを考慮すると、出題形式が固定されたと見るのが一般的な見方だろう。本年度も同様の形式の問題が出題される可能性は高いと筆者は見ている。実際の本試験で解けるかどうかは問題の難易度次第ではあるが、少なくとも「どうしたら解答に行き着けるのか?」という解答プロセスは解説をよく読んで確認しておきたい。

・ここ2年間は大幅難化傾向にある厄介な科目であり、警戒レベルを高めておく。
→平成21年度を除き、平成25年度以前は、基本事項をしっかりと勉強していれば確実に60点を超える科目であり、IT関連職種の人でなくても貯金科目になり得た。ところが、ここ2年は大幅に難化している(上記の平均科目合格率を見れば一目瞭然である)。経営法務と同様に本年度の難易度予想は敢えて控えるが、警戒レベルを高めて臨むべき科目であると言える。



■本試験までの勉強のススメ

・過去問を重視しつつも、模試・答練の復習も過去問演習と同じくらいのウェイトで行うこと
→基本は過去問重視でよいので、過去問で出題された論点はしっかり暗記すること。但し、ここ2年の出題を見ると、この科目の試験委員は難易度の上げ方として重箱の隅を突く以外の術を持っていないようであり、もはや実力考査としては体を成さない水準まで出題の質が低下している(筆者主観)。従って、受験生はそのような試験委員の作問レベルの低さに合わせた勉強をせざるを得ないであろう。その意味では、受験校が予想問題として出題している模試や答練の事項もしっかりと暗記しておき、足切リスクを極力回避したい。
なお、難易度が上がった際にはやはりそれに向き合うメンタリティが重要となる。その点に関して以下の記事で触れているので、参考にしてほしい。なお、以下の記事の「雑談(筆者の苦言)」に書かれている”とある科目”の出題とは、もちろん経営情報システムのことである。
「試験で問われること」とは?

・頻出論点かつA、B、Cランクの問題は、過去問のヨコ解きで確かな実力を養成すること。
※ヨコ解きが何かわからない人は、コチラの記事を読んでほしい。

・最新トレンドのIT用語(時事系)にはさらっと目を通しておく。
→クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT、AIあたりの用語が何か程度はインターネット等を利用して押さえておきたい。セキュリティ関連で言えば、改正個人情報保護法のざっくりした内容やランサムウェアが何か等も確認しておきたい。

・他の科目以上にD、Eランクを深追いしないこと。
→おそらくいたちごっこになる可能性が高い。あなたが細かい論点をいくら一生懸命覚えても、試験委員は違う論点を出してくるはずである。そうであるならば、この科目の細かい論点を追っかける時間は他の伸びしろのある科目に投入しすることで、他の科目で得点を稼いで本科目の失点をカバーする方がベターな戦略である。
※このように出題者の作問レベルが低いと、真面目にITを勉強する気が起きなくなる診断士受験生が増加するという最悪の事態に陥る。これだけITが発達して経営をITと切っても切り離せない経営環境にある中で、唯一の経営コンサルタントの国家試験出題者として、本科目の試験委員はこの最悪の状況を誘発している責任を大いに感じるべきであろう。



■本試験での対応上のポイント

・基本的には暗記しているか否かという出題の割合が多い科目なので、思考して疲労するということはないだろう。集中力の欠如によるケアレスミスだけは注意したい。

・昨年度と同水準の難易度で本年度も来れば、苦手な人にとっては足切りリスクが高い科目である。まずは足切り回避を最優先ミッションとすること。前例に沿った出題方式であれば、配点は1問4点×25問であるため、10問取れば足切りは回避できる。故に、まずは解ける問題から着手して、それが10問を超えているかどうかを確認すること。これをやるだけでかなり精神的には楽になる。



■最後に

筆者がなぜこの科目の試験委員に厳しいのか?

これだけ情報通信技術が発達した現代において、筆者が中小企業のコンサルティングする過程でもIT面での施策は切っても切り離せない経営環境にある。中小企業は資金に限りがあるので、IT投資に対してはナイーブにならざるを得ないが、それでも様々な工夫をこらしてITを活用した経営改革を実現してきた。そのようなリアルな現場でコンサルティングする一経営コンサルタントの立場から見ると、本科目の試験問題を見てみても、診断士に一体ITの何を学んで何をしてほしいのかという思想がさっぱりわからないのである。

あなたがマジなコンサルを目指すのであれば、筆者はあなたにIT嫌いになってほしくないし、経営コンサルティングに大いに活かして経営改革を成し遂げてほしいと思っている。その意味で、経営情報システムを勉強するモチベーションを喪失してほしくないと強く思うのである。この辺の試験問題と経営コンサルのリアルとのギャップに関しては、次回の記事で書きたいと思っている。経営情報システムに対する勉強のモチベーション維持のための一材料として、ご活用いただきたいと思うので、ご期待いただきたい。


マジコン診断士


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Author:マジなコンサル診断士
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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