マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

【1次試験】”経営情報システムが重要科目である”と筆者が考える理由(後編)

前回の記事(コチラ)では、ITが中小企業の稼ぐ力与える影響を事例を交えてお伝えした。

今回は、本年度の経営情報システムに最新のITトレンドに関する出題がされた場合に備え、最新のITトレンドの全体像をご説明する。


以下の図は、総務省が出している情報通信白書に記載されている図である。

最新のIT全体像


おぉ!なんとわかりやすい図だろう。

なかなかやるじゃないか、総務省よ。筆者が今回の記事であなたに伝えたいことは、この絵1枚で事足りてしまう。



まず現実世界からサイバー空間へデータを送信する。それではどうやってデータを送信するかあなたはわかるだろうか?
少し考えてみて欲しい。
(シンキングタイム;15秒)













答えは出たであろうか?本ブログの読者であるあなたには、ここは気づいて欲しい。


そう。前回の記事(コチラ)でお話ししたIoTによりデータ送信するのである。

資料に書かれている「センシング」とは、センサー等を利用してさまざまな情報を計測してデータ化する技術である。前回の記事(コチラ)で、センサーや端末を利用してデータ収集している企業がいたと思うが、正にこれである。IoTの本質は前回の記事でご説明した通り、「ありとあらゆるモノ」がインターネットにつながることであった。つまりそれは、ありとあらゆるモノからデータ収集(送信)が可能となることを意味するのである。


ここで1問だけ問題にチャレンジしてみよう。

(問題)
IoT(Internet of Things)の定義に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

1.様々な「モノ」をインターネット上でデザイン・印刷するという意味
2.様々な「モノ」をインターネット上で理解したり学習したりする環境という意味
3.様々な「モノ」の価値についてインターネットの世界でのみ評価されるという意味
4.様々な「モノ」がビッグデータとして扱われるようになり、インターネットが「モノ」のようになるという意味
5.様々な「モノ」がセンサーと無線通信を通してインターネットにつながりインターネットの一部を構成するようになるという意味









【正解】
5

この問題、実は過去記事(コチラ)で出題済みである。前回の記事を読んだ読者であれば、即答だろう。



続いて資料上部のサイバー空間を見てほしい。IoTを通じて送信先はビッグデータとなっていることがわかる。

ビッグデータとは文字通り解釈すれば「巨大なデータ」ということになる。実はビッグデータという言葉には共通定義が定められていないので筆者もいつも説明がしにくいのだが、「事業に役立つ知見を導き出すための巨大なデータ」くらいに思っておけばよいだろう。


ここでもう1問正誤問題にチャレンジしてもらおう。

(問題)
ビッグデータとは、ネットワーク上で一つのデータが1ギガバイト以上の容量を持つようなデータを指す。○か×か。









【正解】
×
データ容量に関して特に明確な定義はない。一般的に単一のデータ集合内では、2012年現在数十テラバイトから数ペタバイトの範囲とのこと(Wikipediaより)。筆者の知り合いのビッグデータ関連のコンサルの話だと、データ容量は関係ないと言っていた。



次に、ビッグデータとその隣に描かれているAIを見てみよう。

AIは昨今話題になっているのでおかわりかもしれない。AIはArtificial Intelligence(人工知能)の略で、大量のデータから一定の判断をするシステムのことをいう。AIについては、筆者がウダウダ説明するよりも、過去記事(コチラ)でお示しした以下の行政書士の過去問の文章がわかりやすいだろう。赤字部分がAIに関する内容である。
※あなたの学習に利用できるよう、敢えて空欄に解答を入れた文章としている。


コンピュータの処理速度や記憶容量が向上しさえすれば、人間と同じように思考するコンピュータを開発することができると考えられた時期もあった。最近、将棋や囲碁の対局でコンピュータがトップレベルの棋士に勝利するようになったと報道された。その発展は、コンピュータに過去の大量の対局データをインプットし、更にそのデータに基づいて最適の解を導けるようコンピュータ自身で学習し実力を高める仕方を覚えられるようになったからといわれている。
このようなコンピュータの発展動向は、従来コンピュータが得意な能力は検索や[ 計算 ]であって人が得意な能力としては工夫や[ 創造 ]が代表的なものと考えられてきたが、今ではコンピュータもこれまで人間が得意としてきた[ ひらめき ]や[ 推論 ]に類する能力を持ち始めたことを意味している。




最後にビッグデータとAIの関連に関して書いておこう。

シンプルに、AIは学習をしなければ判断ができないため、ビッグデータはAIが判断を行うための材料として存在しているというイメージで覚えておけばよい。なお、上記の図では「AI→ビッグデータ」の流れも矢印で表現されているが、ここを説明すると構造化データや非構造化データ等といった新たな知識をあなたにインプットすることになり負担となるので、今回は割愛する。


最新のITトレンドのまとめである。以下の文章を理解しておけば、あなたは最新のITトレンドに関して大枠で理解したことになる。

IoTを通じて取集・送信されたデータはビッグデータとして蓄積される。そのビッグデータを材料としてAIが学習し、その学習に基づく処理や制御をすることにより現実世界に様々なフィードバックがなされて、新たな価値の創造や問題解決がなされる


本テーマが本年度の経営情報システムに出題されたら、ラッキーということで。




さて、今回の記事で経営情報システムの特集シリーズは終了である。いかがだっただろうか?経営情報システムで学習する内容はITに関する基礎的事項とはいえ、ITに馴染みのない受験生にとっては細かい論点に感じるので、嫌いになってしまう人も多いのではないかと思う。このような”経営×IT”の視点での記事を読むことを通じて、あなたが少しでも経営情報システムという科目を好きになっていただけたら、筆者にとってこれ以上の喜びはない。




ところで、本テーマの記事を投稿し始めてから、なぜかアクセス数とポチの数が急激に増したのだが、これはどういうことだろうか?もしかして目下のあなたのニーズは経営情報システムにあるのだろうか?もし仮にそうであるならば、経営情報システムに関する記事をもう1発打とうと思っているのだが、あなたのお役に立てるだろうか?

なお、記事のテーマは中小企業診断士試験の出題範囲をベースにした「経営情報システムの全体像」である。

この科目、ITにあまりなじみのない受験生にとっては少々シンドイだろうと思われるので、一度その全体像をマクロ視点でお示しすることにより、あなたの理解を少しでもサポートしようという企画である。企画の目的は、ミクロ論点中心に勉強を進めている過程において一度マクロ視点を取り入れることで、全体(マクロ)から部分(ミクロ)を抑え込むことにより「ハッ」とする読者を一定数出せるのではないか?ということである。この仮説がどこまて当たっているかは未知数なのだが、ここでぜひともあなたのご意見をおうかがいしたい。

とは言っても、読者のニーズを本ブログで把握する術が筆者にはないので、もし経営情報システムに関する上記の追加記事をあなたが要望するのであれば、大変お手数だが以下の”にほんブログ村”のバナーをポチっと押してほしい。カウント数に増加の傾向が見られたら、ご要望が多いと判断して投稿する方針にしようと思う。一方でカウント数に特に増加の傾向が見られなかった場合は、投稿はしない方針としたい。
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もし仮に本ブログの投稿が決まれば、そこから記事を作成するので、明後日以降の投稿になる予定である。ぜひともあなたの声を聞かせてほしい。


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No title

管理人様

いつも記事を拝見させていただいております。
経済学から始まった直前シリーズの記事は、とても分かりやすく参考にさせていただいております。

過去の記事は未だ拝見させていただいておりませんが、直近の記事のアクセス数が伸びているのは、ニーズもそうですが、特に記事の質が良いためだと思います。

また特に、情報システムに関する記事を拝見し、情報がいかに経営革新に役立つかが腑に落ちました。情報対策への学習意欲が喪失していましたが、最後もう少し気合いを入れ直してみます。

Re: No title

ぴ様

1次試験直前の大変お忙しい時期にも関わらず、コメントいただき誠にありがとうございます。



> 過去の記事は未だ拝見させていただいておりませんが、直近の記事のアクセス数が伸びているのは、ニーズもそうですが、特に記事の質が良いためだと思います。

⇒このようなお言葉を頂くと、私も時間を割いてブログで情報発信をするモチベーションが非常に高まります。これからもぴ様の試験突破にお役立ちできるような記事を1つでも多く発信していきたいと考えています。



> また特に、情報システムに関する記事を拝見し、情報がいかに経営革新に役立つかが腑に落ちました。情報対策への学習意欲が喪失していましたが、最後もう少し気合いを入れ直してみます。

⇒有難いお言葉、本当にありがとうございます。ぴ様の学習意欲向上に少しでもお役に立てたのであれば、ブログ筆者としてこれ以上の喜びはございません。1次試験まではあと少しです。精神的にもモチベーション面でも非常に大変な時期におられると思いますが、最後まであきらめずに全力で勉強を進め、ますは1次試験合格を勝ち取ってください。私も微力ながら、心より応援申し上げております。


マジコン診断士




> 管理人様
>
> いつも記事を拝見させていただいております。
> 経済学から始まった直前シリーズの記事は、とても分かりやすく参考にさせていただいております。
>
> 過去の記事は未だ拝見させていただいておりませんが、直近の記事のアクセス数が伸びているのは、ニーズもそうですが、特に記事の質が良いためだと思います。
>
> また特に、情報システムに関する記事を拝見し、情報がいかに経営革新に役立つかが腑に落ちました。情報対策への学習意欲が喪失していましたが、最後もう少し気合いを入れ直してみます。
プロフィール

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Author:マジなコンサル診断士
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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