マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

中小企業診断士に求められる基本能力とは?(10)

今回は「中小企業診断士に求められる基本能力」連載の10回目である。

前回の記事(コチラ)では、2次試験の答案における「経路(根拠)」と「終点(結論)」の関係性について具体例を挙げて説明した。今回はその記事を踏まえて、「合格答案の大原則」をあなたにお伝えすることにしよう。


結論から申し上げよう。「合格答案の大原則」とは、

「タテの論理」と「ヨコの論理」を担保した答案を作成する

ことである。


これだけでは何のことかわからないので、図を使って説明しよう。以下の図を見ていただきたい。

合格答案作成の大原則:「タテの論理」と「ヨコの論理」


「タテの論理」と「ヨコの論理」それぞれについて説明する。


【タテの論理】

「タテの論理」とは簡単に言えば「根拠に基づいて結論を書く」ということである。重要なポイントは、「根拠→結論に飛躍がなく、誰もが納得できるように書く」ということである。受験生の答案を添削・採点している際に、「タテの論理」に関して筆者が大減点するパターンは、「①結論しか書かれていない(根拠がない)」「②根拠→結論になっていない」の2つである。あなたの本試験における答案が「タテの論理」を要因として伸び悩んでいるとしたら、上記のいずれかが考えらえる。過去問を解いた際の自身の答案をよく見て、検証してほしい。

「タテの論理」を担保する答案を作成する最大のポイントとしては、「与件文の事実を根拠にして結論を書くこと」である。まずはここをしっかり押さえてほしい。但し留意したいのが、近年の2次試験の事例Ⅰ~事例Ⅲの傾向として、答案の中に類推要素が含まれる範囲が拡大している点である。世の受験校の解答例が見事に割れてしまうのは、この類推要素の存在が要因である。実際、筆者も2次試験の過去問に関して、平成20年度以降はすべて解答例を作成しているものの、類推要素に関してだけは「絶対コレが解答」と断言することはできない(そもそも診断士試験は国語の試験ではないのだから、類推要素を「絶対コレが解答」と言えること自体があり得ないはずである。もしそのような人間がいたとしたら、その人間は試験委員からこっそり解答例を受けとっているか、インチキ(単に自分を万能な神様かなにかと過信し勘違いしている)かのいずれかである。もしこの筆者の主張をあなたが理解できないとしたら、あなたはこの試験を何か取り違えていると思った方がよい)。

この類推要素に関しては、「与件文の事実から論理的に読み手(採点官)が納得できる範囲内に収める答案を書く」ことがポイントである。つまり、採点する試験委員が「なぜこのような類推ができるの?」と思った瞬間に、その答案は大減点、最悪0点になる可能性があるということである。もっと言えば、「まあ、そうも言えなくはないわな~」と思わせた場合は、その答案に対して多少の点数は入ったとしても、合格点がつけられることはないということでもある。これはよく認識しておいてほしい。なお、巷で「他の受験生が書きそうな答案を書くとよい」と言われるが、それはこの類推要素の幅を一定範囲に収めるための呪文のようなものだと思っておけばよいだろう。



【ヨコの論理】

「ヨコの論理」とは簡単に言えば「論点のモレがないように書く」ということである。
対応上のポイントは、以下の3点である。

①設問文の題意に対してモレ・ダブリのない答案を書く
②設問文だけで論点の数が分からない場合は、与件文の該当部分から確定する
③各論点のメッシュ(粒度)を揃える

②に関しては前回の記事(コチラ)で説明済みなので割愛。

①については、モレがないことはもちろん、ダブリがあってもいけない。受験生の答案を添削・採点していると、論点を複数列挙して解答しているが、「ん?1つ目の論点と3つ目の論点は表現こそ違うが、同じことを書いているんじゃないのか?」と思うことがある。このような答案を書く場合は、大別して「①無意識に書いた」「②論点がわからず苦し紛れに書いた」の2通りが考えられる。②はともかく、あなたが①に該当したことがある場合は十分注意してほしい。

③については、具体例を挙げて説明するとわかるだろう。あなたはSWOT分析をよくご存じだろう。企業のS(強み)、W(弱み)、O(機会)、T(脅威)となる要素をそれぞれ抽出し、外部環境・内部環境を分析するフレームワークである。そもそもフレームワークがなぜ有用かというと、分析の際にモレやダブリを防止できるからである。つまり、フレームワークは「ヨコの論理」を担保するために存在しているということである。その意味で言えば、「S」「W」「O」「T」のそれぞれの要素は当然メッシュ(粒度)がそろっており、そのことにあなたが違和感を抱くことはないだろう。それでは仮に、「S」「W」「O」「T」に「P(Product:商品)」を入れて、SWOTP分析にしたら、あなたはきちんとした分析をできるだろうか?恐らくできないだろう。なぜならば、「S」「W」「O」「T」と「P(Product:商品)」はメッシュ(粒度)が異なることから、同じ次元で比較・分析できないためである。ここでは敢えて極端な例を出したが、「ヨコの論理」において、メッシュ(粒度)を揃えることの重要性をご理解いただけたと思う。


今回は「論理」のまとめとして、「合格答案の大原則」をあなたにお伝えした。筆者としてはきっとあなたのお役に立てるであろう本質レベルの内容をお伝えしたつもりである。ぜひあなたのお役に立てれば幸いである。
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Author:マジなコンサル診断士
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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