マジなコンサルタントによる中小企業診断士試験対策ブログ

【このブログの説明】
このブログでは、複数社のコンサルティングファームを渡り歩いた現役の”マジなコンサルタント”が、中小企業診断士試験合格に向けたベスト戦略を発信していく。コンサルティング経験に基づく本質的なコンサルスキルをベースに、独自の分析に基づく極めて有用な情報、世に出ていないテクニック論的な情報を公開していく。 読者が真の経営コンサルタントとして活躍できるような一石を世に投じられること、これを私の日々の目標とし、筆者自身もこのブログとともに成長していきたい。

「中小企業診断士」と「コンサルファーム在籍コンサル」の違い

前回の記事(コチラ)では「コンサル能力の基本構造と診断士試験との関係」をご説明した。本記事では、そのコンサル能力の基本構造をベースに、「中小企業診断士」と「コンサルティングファーム在籍コンサルタント」の決定的な違いを説明していきたい。


さっそくではあるが、ここであなたに考えてほしい。コンサルティングファームのコンサルタントと中小企業診断士との間に、筆者はどのような違いを見出していると思うか?少し考えてみてほしい。

(シンキングタイム 1分)












違いは思い浮かんだであろうか?

あくまで筆者の主観ではあることが大前提である点はご了承いただきたい。


筆者はその違いを、

「中小企業診断士はどちらかというと「知識」から入るのに対し、コンサルティングファームのコンサルタントは「知恵」から入る」

にあると感じている。
※あくまで一般論としての筆者の感覚という意味であって、すべてのコンサル・診断士が上記に該当するわけではない点は付け加えておく。


この差は致し方ない面もある。というのも、コンサルティングファーム在籍のコンサルタントは、入社後の新人研修を終えたらすぐにコンサル現場で実戦経験を積むことになる。従事するクライアント先によって解決すべき課題・テーマは多種多様であることから、すぐに活用できる能力の優先順位は「知恵 > 知識」ということになる。正直、コンサルティング現場に入れば知識は嫌でも身につけねばならいし、知恵さえあれば知識のインプットそのものはそれほど苦労しないというのが筆者の実感である。一方で診断士は国家試験という形式を通じて登録者を選抜することが先行してしまうので、どうしても知識先行型にならざるを得ないというわけである。


この差は言葉で表すと「へ~、そうなんだ」と思われるかもしれないが、コンサルティングの現場では大きな差になる可能性があると筆者は考えている。

以下の図は、知識から入ったコンサル(中小企業診断士に多いパターン)が陥る可能性の高い、「知識依存型コンサルタント」の問題解決アプローチをイメージ図にしたものである。
知識依存型コンサルタントの課題アプローチ

筆者から見ると、「知識依存型コンサルタント」は知識というボールをたくさんもった野球のピッチャーのようなものに見える。つまり、クライアントのヒアリングを通じて見えてきた課題に対して、持っているボール(知識)を手当たり次第投げまくる。当然当たるボールと当たらないボールがあり、当たったらラッキー、外れたら残念賞の世界である。

上の図からも推測がつくように、「知識依存型コンサルタント」の一番の問題は「顧客課題に対する最適な自分のボール(知識)がなかった場合に一切対応できない」ということである。稀に顧客の課題に対してトンチンカンな提案をしたり、一見課題解決に関係しそうだが実際は全く寄与しない提案をする診断士やコンサルタントを見かける。これは正に、そのコンサルタントが「知識依存型コンサルタント」であることを自らさらけ出した(化けの皮が剥がれた)瞬間なのである。つまりそのコンサルタントは、自身の土俵でしか勝負できないため、自身の土俵側で無理矢理課題設定をした結果、そのような提案になってしまったということである。

「何言ってんだよ。だから課題解決できる範囲を広げるために一生勉強するんじゃないか」

と思っているあなた。その心意気は筆者も評価するが、そのベクトルは誤っていると言わざるを得ない。

あなたの理屈は、「クライアント企業がどんな課題を提示してくるかわからないというコントロール不可能な条件があるにも関わらず、それを見越してあらゆる知識を兼ね備えておく必要がある」ことを意味する。そのような考えを持っているあなたは、コンサルティングの現場にあなたが出たときに愕然とするはずだ。なぜならば「あなたが診断士の知識で学んだことをそのまま適用できるようなケースなどほとんどない」からだ。それに加え、時間や資金は有限なのである。そのような方法は、筆者に言わせれば「何と非効率なコンサルティング方法なんだろう」ということになる。それでも知識依存型でやりたければ、そのまま進めばよいだろう。但し、その人は間違いなく”マジなコンサルタント”には一生なることができないことだけは断言できる。



それではコンサルティングファームのコンサルタント(あるべきコンサルタント)の課題解決アプローチはどうなのだろうか?以下がそのイメージ図である。
あるべきコンサルタントの課題アプローチ

ベースとなるものはあくまで「コンサル思考」であり、「知識」は付随する要素でしかない。つまり、思考過程で必要となった知識を引っ張り出して、思考にくっつけているようなイメージとなる。この課題解決方法の一番のメリットはとにかく、「柔軟性に優れていること」に尽きる。仮にクライアントの課題に対して知識がなかった場合においても、まずは「コンサル思考」をベースに課題解決の方向を出すことができる。そこに関連する知識をくっつければ、そこそこいい線の提案ができる。1次試験に向けて知識を一生懸命インプットしている受験生のやる気をそぐかもしれないが、知識はGoogle先生に聞けばすぐに出てくる。あなたが”マジなコンサルタント”をもし目指そうと思っているであれば、間違いなく「あるべきコンサルタントの課題解決方法」を目指すべきである。
※これだけ複雑化した社会・経営環境になると、日々勉強をしているとはいえ、筆者が知らない知識というものには頻繁に出くわす。なのでそのような場合は、まず「それは何ですか?」「どういう意味ですか?」と正直にクライアントに確認し、基本要素(骨格)を捉える。その上で思考により仮説を組み立てて「課題は○○ですね。すると課題解決の方向は××となりますね(コンサル思考)。でもちょっと裏づけが弱いんで次回までお待ちいただけますか?調べてきますので(知識インプット)」というステップを踏む。このようなケースに知識依存型のコンサルがどのように対応するかは、押して知るべしであろう。


短期で成果を上げたいと考えている読者は、むしろ「コンサル思考」というものの中身の方に関心が行くのだろう。この中身はそんな簡単に説明できるようなものではない。簡単に言えば、「仮説思考」や「論点思考」などがあり、その基礎・手段として「構造化」「論理的思考」「フレームワーク」「ゼロベース思考」などがある。個々のテーマについては今後記事でも説明することを予定しているので、ご期待いただきたい。


今日は試験に直接関係しないテーマではあったが、あなたが”マジなコンサルタント”を目指す上では極めて重要な話である。
「コンサルとしての正しい頭の使い方」のイメージをきちんと覚えておいていただきながら、診断士取得に向けた勉強に励んでもらいたい。


マジコン診断士


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Author:マジなコンサル診断士
現役コンサルタント。中小企業診断士試験独学ストレート1発合格。モットーは卓越した本質的スキル・知恵に基づく”マジなコンサル診断士”であり続けること。
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